パンの種に使うサワードウとは?酸っぱく感じる理由と材料の粉や温度に注目!


日本では世界の様々なパンが作られていて、主食やおやつなどに食べることができます。

先日、多くのお店のパンが集まったイベントでドイツパンを購入しました。

噛み応えがあり味わい深く、中はもっちりとしていて美味しかったです♪ほど良い酸味もあります!

そのお店では、サワードウというパン種を使った商品が多いそうですが、あまり馴染みのない方もいらっしゃるはずです…。

そこで、パン種のサワードウとは?味や発酵面でのメリットに注目し、材料や温度などを見てみました!

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サワードウの特徴は?発酵中に酸っぱくなるの?

近年、パン業界などでサワードウブレッドが注目を集め続けていますが、とても古くから発酵パン作りに使われていました!

サワードウは、小麦粉やライ麦粉などの粉と水を混ぜ合わせて自然発酵させたパン種なんですよ。

詳しく見てみました!

・サワードウの直訳…酸っぱい生地

・日本ではサワー種と呼ぶことも多い

・粉と水を混ぜ合わせてしばらく置き、粉に付いていたり、空気中から入ったりした酵母や乳酸菌など、複数の微生物を培養させて作る

・塩を加える場合もある

・安定した発酵種になるのに日数がかかる(5日~10日位)。粉や水を継ぎ足しながら発酵させていく

・乳酸菌の働きで、乳酸・酢酸などの有機酸が生成される→乳酸や酢酸には酸味があるため、サワードウは酸っぱく感じる

・乳酸はまろやかな酸味で、酢酸は強い酸味

・乳酸と酢酸のバランスで、酸味の感じ方が変わってくる

・長い発酵期間中にいろいろな成分が生成され、酸味の他に旨味や甘味や複雑な香りを生じる

予備発酵の手間がかからない、市販の粉末タイプのサワードウを使う方もいらっしゃいますよ。

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サワードウ作りに使う粉!ライ麦パン以外にも!?

かなり前に神戸に行った時に、パン屋さんでライ麦パンを買いました♪

いつも食べている食パンとは食感や味がかなり違い、新鮮に感じたのを覚えています。

都内には何店もドイツパン屋さんがありますが、ライ麦粉75%使用など、ライ麦粉の配合の割合を表示している所も♪

ライ麦粉の比率が高くなるほど、ずっしりとしていて噛みごたえがあり、とても味わい深いパンになります。

ライ麦粉の比率が高いパンは、通常のイーストでは上手く膨らまないため、サワードウを使うのですよ。

サワードウには主に次のが使われます!

  • ライ麦粉、ライ麦全粒粉
  • 強力粉
  • (小麦)全粒粉

上記の粉などをミックスして使うことも多いです!

特にライ麦や、皮の部分に酵母などが付着している全粒粉が、発酵しやすくおすすめですよ。

ちなみに薄力粉は発酵力がそれほど高くないため、パン種に用いてもあまり膨らまない可能性が高いです!

しかし、強力粉に少し混ぜて、準強力粉として発酵種に使うことがありますよ。

サワードウは、ドイツだけでなくアメリカ・フランスなど多くの国で使われていて、国ごとに名称や作り方が違います!

各国の代表的なサワードウをチェックしてみました。

・ドイツ…ザワータイク。ライ麦粉と水で作ったサワードウを、ライサワー種やライ麦サワー種と呼こともある

・アメリカ…サンフランシスコサワー種

・フランス…ルヴァン種

・イタリア…パネトーネ種

上記の種はいずれも多く乳酸菌を多く含みますが、ライサワー種やサンフランシスコサワー種は、酸味が強い傾向にありますよ。

サワードウの温度管理!冬はどうするの?

サワードウを手作りする時に、温度管理もポイントとなってきます。チェックしてみました!

・温度が低すぎると発酵が進まず、高すぎると発酵が進み過ぎてしまったり、腐敗してしまったりすることもある

・温度が変わってしまうと乳酸と酢酸の組成が変わってしまうため、一定の温度の所に置いておくのが良い

・温度が低いと酢酸が多く生成され、温度が高いと乳酸が多く生成される

・酵母には活発に活動する温度がある

・一説では26℃前後(24℃~28℃位)が酵母も活発に活動すると言われている。乳酸と酢酸の味のバランスも良いためおすすめ

寒い地域で温度を上げるのが大変という方は、次のことを試してみて下さいね!

  • サワードウを入れた容器を毛布やマフラーやなどでくるむ
  • 粉にぬるま湯(35℃位・室温によって調節を)を加える
  • エアコンなどで室温を揚げる
  • 温度調節ができるヨーグルトメーカーに入れて発酵させる

コロナ禍で、ドライイーストがなくてもできるサワードウブレッド作りが注目されるようになったと聞きます!

魅力がたくさん詰まったサワードウブレッド、我が家では作ったり食べたりすることが増えそうです♪

2025年02月


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