梨の保存は冷蔵庫に入れた方が良いの? ちょっとした手間でより長く味わう方法は?
梨に旬はありますが、品種によって出回る時期が違うので、比較的長い間食べることができますよね♪
梨はみずみずしくて甘味もあって、でも種類によって違った食感も楽しめそんな所も魅力的。
果物狩りは楽しいですが、遠くてなかなか行けないのが難点。しかし梨狩りだけは我が家から近い所でも出来るので、余計に身近に感じます。
ただ、梨を多く持ち帰って来たり、たくさんいただいたりすると、どう保存して良いか迷う場合も。
私は買ってきた梨をそのまま冷蔵庫に入れ、しばらく放置していたら、しなびた感じになってしまったこともあります。
そこで調べてみたのですが、ちょっとした工夫をすれば、梨をより良い状態で冷蔵することが出来るのですよ~。
そこで、梨の保存は冷蔵庫が良いの?梨の特徴を活かした保存方法をご紹介していきます♪
梨は冷蔵庫に入れた方が良いの? 梨の呼吸を抑えることがポイント!
収穫後に置いておくとさらに熟れる果物もありますが、日本の梨の多くの品種は収穫した後は熟れません。なので梨は出来るだけ早く食べるのがおすすめ!
しかし、一度に食べれる量に限りがあるので、保存が必要になってきます。
特に真夏に出回る梨はあまり日持ちしません。高温を避けるためにも冷蔵庫に入れた方が日持ちしますよ~。
また、冷蔵庫に入れた方が日持ちする大きな理由に、梨の呼吸を抑えてくれ、品質の劣化を防げることが挙げられます。
梨は収穫した後でも呼吸をしています。梨に蓄えられた糖や酸は呼吸によって使われていきますが、冷蔵庫の方が低温なので糖や酸が消費されにくいのですよ。
バナナやパパイヤなど南国の果物は、低温が苦手なので冷蔵庫に入れないでと言われていますよね。
しかし、梨は低温障害がおこりにくい果物なので、比較的安心して冷蔵保存できますよ♪
ただ冷蔵庫に入れると、庫内の湿度も低くなり乾燥しがちになりますので、ご注意を!次でその点も含めた保存方法をご紹介していきます。
梨の冷蔵庫での保存方法♪ 野菜室に入れるのがおすすめ
梨は高温だと傷みやすくなってしまうので、冷蔵庫に入れるのは良い方法なのですが、梨をそのまま冷蔵庫に入れてしまうと水分が飛んでしまい、乾燥してしまいます。
そこで、乾燥対策として、おすすめの方法がこちら♪
ポリ袋やジッパー付きの袋に入れて密封し冷蔵庫へ
その時のポイントは、へたがある方を下にすること!梨はへたの部分で呼吸をしているので、下向きにすると呼吸が抑えられます。
そして、野菜室があればそちらに保存して下さい。なぜなら、一般的に野菜室の方が冷蔵室よりも湿度が高く乾燥しにくく、梨の品質が保持されるからです。
全て冷蔵庫に入らない場合は、太陽の光が当たらない冷暗所に置くようにすると良いですよ♪
昔、トラックで移動販売している八百屋さんが「梨は食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れると良いよ」と教えてくれました。
梨には多く果糖が含まれていて、冷やすと果糖が増えるので甘く感じるのですよね♪
しかし梨は冷やし過ぎると、甘味を感じにくくなってしまいます!梨を手に入れたら、その日に食べれる分は食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れて食べ、他は冷蔵するのも一つの方法ですよ。
梨の冷蔵はどれ位出来るの? 冷蔵しないでも大丈夫なものもあるの?
日本の梨は実に多くの種類があって、出回る時期も特徴も違っています。
そこで、主な日本の梨の品種・出回る時期・かなり大まかですが冷蔵の保蔵可能期間をまとめてみました。
・豊水 8月下旬から10月頃まで出回る 冷蔵の賞味期限は幸水より長い10日位
・二十世紀 出回る時期は豊水と同じ頃 常温での賞味期限は1週間程度なので冷蔵はそれ以上
・南水 9月中旬頃から出荷 冷蔵で1ヶ月以上もつ
・新高 出回り時期は9月頃~11月頃 冷蔵で賞味期限は1ヶ月程度
・あきづき 出回る時期は9月下旬から10月頃 常温で2週間程度が賞味期限なので冷蔵はそれ以上
また、常温でもとても日持ちする梨もあります。ここでは2種類の梨をご紹介♪
・晩三吉(おくさんきち)10月下旬頃から3月頃まで出回る 貯蔵向きの品種
あたごも晩三吉も日持ちはしますが、暖房のきいた部屋などに保存しておくと痛みやすくなってしまうので注意が必要ですよ。
梨は手に入れたらすぐに食べるのが一番なのですが、上手に冷蔵保存してより美味しく食べていきたいと思っています♪