みょうがって栄養あるの?効能は?
独特の香りと風味があるみょうが。さっぱりとした刺激がある味は、ちょっとした薬味にいいですよね。
ピリッとした辛味や香りが苦手っていう人もいるかもしれませんね。子どもにはちょっと刺激が強いかな、と思うことも。
決してメインになる食材ではないけれど、暑い夏にさっぱりとしたものが食べたいときには、あると便利なんですよね。
私も、そうめんの薬味にしたり、冷奴にのせたりと、さっぱりしたものを食べたい時に、ちょっとした味のアクセントに使っています。
でもみょうがって、どんな栄養があるんでしょうか。食べることで体にいいことがあるの?みょうがの効能、お知らせします。
みょうがは栄養バランスのいい野菜!美容や健康におススメ!
みょうがは、ショウガ科ショウガ属の多年草です。日本独自のものだと思われるかもしれませんが、もともとは東アジアが原産だそうですよ。
昔から「食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが、根拠はなく、そのような成分は含まれていませんので、安心して食べて大丈夫!
みょうがには、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。
美肌効果も!
カリウム :塩分を排出して、高血圧を予防する。
細胞のエネルギーを作るのに関わったり、筋肉がつるのを防ぐ。
ビタミンB1:糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出す。
ビタミンB2:細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の健康維持や
成長に関わる
葉酸:貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球を
作り出すために欠かせない栄養素。
その他、必須ミネラルのカルシウム、リン、鉄なども含まれています。
たくさんの栄養が含まれているみょうが。美肌効果もあって、高血圧予防もできるなんて、みょうがって健康にいい食材なんですね。
夏バテにも効果的♪みょうがの効能は?
みょうがには、これらの栄養素以外にも、効能のある成分が含まれているんです。
それは、香り成分であるα‐ピネン!頭をすっきりさせたり、眠気を吹き飛ばしたり、神経の興奮を鎮めてストレスを和らげる働きがあるんです。
確かに、独特のスーッとした香りは、気持ちを静めてくれますし、すっきりさわやかな気分にしてくれますよね。
さらに、血液の循環をよくしたり、消化を促進する働きも!発汗を促すので、体内の熱を外へ出したり、汗と一緒に余分なものも出してくれる解毒効果もあるんです。
また、辛味成分には、口内炎やのどの痛みに有効な成分も含まれているんですよ。
皮膚や粘膜を健康に保つビタミンB群も含まれていて、発汗によって体温をさげてくれる効果もあるので、夏バテや、風邪予防に効果あり♪
他にも、リラックスしながら、血のめぐりをよくする効果があるので、ホルモンバランスを整え、生理不順や更年期障害にもいいようですよ。
いろんな効能があるみょうが。これまであまり積極的に食べてはこなかったけど、こんなに効能があるなら、できるだけ食事に取り入れてみようかな。
みょうがの効果的な食べ方は?
では、みょうがを食べるときに、気を付けた方がいいことはあるのでしょうか?
まず、α‐ピネンは、刺激性の物質なので、生で食べすぎると口の中やのどに違和感を覚えることがあります。油脂分と一緒に食べると、その刺激が抑えられますよ。
それに、α‐ピネンは水に溶けにくく、油に溶けやすいので、油脂と一緒に食べた方が、栄養分が吸収しやすいんです。
豚肉や鶏肉と一緒に和えたり、厚揚げにのせたり、素揚げした野菜にのせたりすると、脂っこさもすっきりするし、栄養もより取りやすいのでおススメ♪
ただし、あまり食べすぎると、お腹を壊してしまうことも!みょうがの苦み成分が消化器系の働きを弱めて、栄養の吸収を妨げてしまうようです。
ですから、体が弱っているときや妊娠中は、あまり食べない方がいいとも言われています。
でも、貧血予防に効果がある、葉酸や鉄分を含んでいるので、うまくあく抜きできれば食べても大丈夫!
あく抜きする時には、刻んで水に数十秒さらしましょう。色鮮やかにしたい時には、酢水につけるといいですよ。
一度にたくさん食べるわけではないので、食べたからと言って、すぐに劇的な効果が表れるわけではないですが、少しずつ食事に取り入れることで、徐々に体にいい効果が現れるでしょう。
夏の食事に、少し味に刺激をくわえるみょうが。上手に取り入れて、元気と美肌につながるといいですね。