『すだち』と『かぼす』の違いってなに?主要産地と大きさでイッパツ判定!


旦那さんがちょっと前に「安売りしてたから買ってきたよ~♪」というので見てみると、なんと2袋いっぱいのレモンのようなものを、両手にさげているではありませんか!

でもよく見ると緑のもあるし、レモンにしては丸っこい。これってすだちやかぼす??お魚とかにちょっと絞って、さわやかな風味を楽しむぐらいで、どう使っていいのかわからない!

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まずすだちとかぼすの違いが判らないと、どんなものに使っていいのかわかりませんよね?そもそもすだちとかぼすって、酸っぱさは違うのかしら?というか何が違うの?

知っているようでまったく知らなかった柑橘系の種類、早速調べてみましたよ~!悪くなる前に使い切らないと♪

すだちとかぼすの違いってなに?季節や種類には違いがあるの?使い方はどうすればいいの?早速みていきましょう!

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すだちとかぼすのプロフィール♪

すだちとかぼすは、ミカン属の香酸柑橘類に属しているもので、ゆずやだいだいなどとともに酢みかんとも呼ばれています。

似ている点も多いのですが、すだちとかぼすの違いを比較してみると、次の通りです。

<すだち>
出身地:徳島県原産
旬:8月~12月(9月が一番美味)
外見:球形 30~50g (ゴルフボールぐらい)

すだちは首都圏のスーパーなどでは、ちょっと高いイメージですよね。高級料亭で使われているイメージです。

未成熟のまま出荷されるので、緑色をしていますがそのまま放置すると、成熟してミカン色になります。

栄養的には、皮にカルシウムが豊富に含まれているのがかぼすとの違いです。なんだかちょっと意外な感じがしますよね!

カルシウムは骨や歯を丈夫にしたり、筋肉を動きやすくしたり、神経を落ち着かせる作用があります。果汁だけでなく、も活用するといいんですね。

<かぼす>
出身地:大分県特産
旬:6月~11月(9月が一番美味)
外見:球形 100~150g(テニスボールぐらい)

かぼすはすだちよりも庶民的なイメージですよね。大きいので酢の物にお酢の代わりとして使って、香りと酸味を楽しむのもいいですね。

たっぷり搾れるのでジュースにしても♪お菓子などに使われて、加工品が多いのも特徴です。柚子の親戚ってことで、柚子湯ならぬかぼす湯なんかも楽しめそうです!

かぼすとすだちの違いは、主要産地と大きさ、と覚えておきましょう♪

すだちとかぼすの味は違うの?

すだちとかぼすの味の違いはあるのでしょうか?どちらも柚子の近縁種の「香酸柑橘」という風味のある柑橘系の味ということで、それほど違いがあるということはないようです。

一般的に香りのほうは、かぼすのほうが少しマイルドですが、すだちよりも酸味が強いという人が多く、すだちのほうが、かぼすよりも風味が豊かというふうにもいわれています。

すだちは焼き魚に搾ったりするほかにも、皮が薄くすりおろしやすいので、皮をお吸い物やあんかけのあんなどに加えると、なんとも上品で自分で作ったとは思えないほど、プロっぽい仕上がりになります。

毎日のお味噌汁、うどんや鶏のスープなどにも絞ると、何とも言えないまろやかな酸味が食欲をそそり、元には物足りなくて後戻りできなくなっちゃいますよ~♪

『すだちは熟しすぎると風味がなくなる』なんていわれていますが、ミカンに風味をつけて、レモンの酸っぱさを加えた感じで、これはこれで美味しいです。

かぼすは、その酸味が爽やかで実が大きいので、ジュースやシャーベットにしたり、お酒に入れたりして使うと良いそうですよ!

すだちもかぼすも、酸味や香りが強いので、魚や肉などの臭みを消したり、さっぱり食べたい時にいいのですが、その酸味で塩分を控えても美味しく食べられるんですよ。減塩が必要な方におススメです♪

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すだちやかぼすってどんな栄養があるの?

すだちやかぼすには、減塩効果以外にも、体にいい効果がいろいろあるんですよ!クエン酸やビタミンC、カリウムなどの栄養素が多く含まれているんです。

クエン酸は、胃液の分泌を正常にしてくれるので、食欲不振の時に効果的♪また疲労によってダメージを受けた細胞を修復するのを助ける働きや、血液サラサラ効果、新陳代謝アップ効果もあるんですって!

またビタミンCは、抵抗力をアップさせるので、風邪などの予防に効果的ですし、シミやしわ、アンチエイジングなどにも効き目があるので、美容面でも効果を発揮するんですよ♪

カリウムは、体内の塩分を排出するのを助けて、高血圧やむくみ改善に効果があります。これはぜひ、料理などにも積極的に取り入れられるといいですよね。

すだちやかぼすを効果的においしく取り入れるには?

保存はすだちもかぼすも、ビニール袋に入れて冷蔵保存がいいようです。袋内の空気を抜き、2℃~5℃ぐらいで冷蔵保存すると、黄色くはなりますが、2週間ぐらいは持ちます。

冷凍保存も可能です。皮のまま冷凍してもいいですし、果汁を絞って製氷皿で凍らせると、小分けして使えます。

残ったら悪くならないうちに塩漬けに!塩レモンの作り方で作れば簡単にできて、長く保存でき、おすすめです!

塩漬けは、肉や魚の味付けに使ったり、お酒やお湯、炭酸などで割ってドリンクにしても美味しいですよ。

そして、すだちやかぼすの定番の活用法は、ポン酢。果汁10:醤油10:酒1:みりん1の割合で、昆布やかつお節を入れて2~3日漬けこめば出来上がり!案外簡単にできます。

私はポン酢が大好きで、鍋だけではなく、肉や魚、冷奴、サラダにもかけてしまうほどなので、こんなに簡単にできるなら、ぜひ試してみたい!

すだちやかぼすの効果を求めるなら、一度に大量に摂るよりは、数回に分けてこまめに摂る方がいいようです。上手に保存して、長く活用できるといいですね。

食べる以外にも♪すだちやかぼすの活用法!

がんばって保存したけど、とうとうカラカラに干からびてきてしまった…でも捨てるのはもったいない!という時は、お風呂に浮かべてみましょう♪

本来は輪切りにして、お湯に浮かべるらしいのですが、生のままだとピリピリすることがあるそうなので、大抵は皮を2、3日陰干ししてから入れると、肌の違和感がないそうです。

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を入れることに効果があるので、果汁を絞った後の皮を入れてもOK!これなら値段が高いイメージのあるすだちでも、お風呂に入れて楽しめそうですよね。

なんとも爽やかで和む香りに、しばしうっとり・・・皮に含まれるリモネンには、リラックス効果や血行促進効果があるので、冷え性や肩こりなどにも効きそうです。

他にも、代謝を高めたり、育毛を促進したり、髪につやを与える働きも!ビタミンCもたっぷりだし、美容にもよさそうですよね。

またかぼすは、もともと中国から伝わった当時は、風邪薬や皮膚の薬として使われていたそうです。皮を燻して虫よけ用に、使われたりしていたんですって!

そういえば、虫よけリングなんかのにおいって柑橘系ですよね。蚊のきらいなにおいなんでしょうが、カボスの香りを楽しめて、なおかつ虫よけにもなるっていうのは、風流だと思いませんか?

すだちとかぼすの違いも、どちらにも栄養や効果があることもわかって、なんだか身近になった感じ♪これからはもっと気軽に取り入れてみようっと!

2015年09月


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こちらも美味しい記事です♪

    

2 Responses to “『すだち』と『かぼす』の違いってなに?主要産地と大きさでイッパツ判定!”

  1. 山田 まどか (1 comments) より:

    初めまして!コメントします。
    私の家の庭にある木が柚子の木か、かぼすの木か、わかりません。
    もし、画像とかで確認してもらえるのでしたら、是非教えてほしいです

    • kenken (25 comments) より:

      初めまして!!コメント有難うございます。
      御免なさい。木を見ただけではどちらかを見分けるのはちょっと難しそうです。

      柚子の葉とカボスの葉は、比べればもしかしたらわかるかもしれません。
      新たに記事を作ってみたのでこちらを参照ください。
      柚子の木とかぼすの木って見分けられる?

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