メロンの栄養と効能は?カリウムは二日酔いにも効くの?
メロンはマスクメロンのように高級なものもあって、果物の中でも存在感がありますよね。
これから初夏にむけてお店に出回る品種も多くなるので、とても楽しみです。
ちょっと大きめのメロンは一口大に切ってタッパーに入れておくと、好きな時に食べれるので家族にも大好評!
メロンの魅力はジューシーさと甘さにあります♪スッキリした甘さのものもあれば、コクのある甘さのものあって味わい深いですよね。
また果肉の色も綺麗なので、デザートなどに添えてあると嬉しい気分になります。
そんな味も見た目も良いメロンですが、意外と栄養や効能は知られていません。これらを理解しているとより美味しく食べれそうですね。
そこで、メロンの栄養と効能は?ビタミンやミネラルの他に注目の成分についても調べてみましたので、是非ご覧下さい♪
メロンの栄養のカリウムとビタミンに注目!その効能は?
メロンは果物の王様とも言われていますが、次のようなビタミンやミネラルが多く含まれていますよ~。
・βーカロチン
・葉酸
・ビタミンC
特にカリウムは多くて、100g中350mg含まれています!これは果物の中ではトップクラス。バナナに匹敵する量ですよ。
そしてカリウムの代表的な効能は、むくみの改善・高血圧の予防などです。
ナトリウムの摂り過ぎは、むくみや血圧を上げる原因となりますが、カリウムは摂り過ぎたナトリウムを排出してくれる働きがあります。
また、夕張メロンなどオレンジ色の果肉のもの(赤肉種)は、βーカロチンが群を抜いて多いのが特徴ですよ。3種の100g中のβーカロチン量を比べてみました。
・露地メロン(緑肉種)…140μg
・露地メロン(赤肉種)…3600μg
そして、含有量は温室栽培の方が若干少ないですが、ビタミンCも程よく入っています♪
βーカロチンとビタミンCには抗酸化作用があるので、免疫力を高める・風邪などの予防・肌の老化を防ぐなどの効果があるんですよ。
また、ビタミンBの仲間の葉酸は、露地栽培のより温室栽培の方が少し多く含まれています。
葉酸に、先天性の病気や悪性貧血を予防する効果があることは割と知られていますが、ガンや動脈硬化を防ぐ効能もあるので、男女を問わず摂りたい成分です。
このように、メロンにはカリウムや免疫力をアップさせ、多くの病気を予防するビタミンが入っているので、健康にも良いのですよ。
メロンの栄養で注目のものは?ギャバとククミシンをご紹介♪
メロンには、最近注目されている成分や有効な酵素が含まれています。今回ご紹介したいのが、ギャバとククミシン!
ギャバ(GABA)はγーアミノ酪酸のことで、アミノ酸の仲間です。リラックス効果があるんですよ~。
リラックス効果やストレス軽減をうたったGABA入りのチョコレートやクッキーもありますよね♪
このギャバは温室メロンの方に多く含まれていて、他に高血圧を防ぐ効果があることでも知られています。
ところで、見栄えのするオードブルの1つに生ハムメロンがあります。意外な組み合わせに思いますが、甘味と塩味のバランスが絶妙ですよね♪
そして見た目が華やかで味のバランスが良いだけでなく、消化の面でも良い組み合わせなのですよ。
それは、メロンにはたんぱく質分解酵素のククミシンが含まれているから。
ククミシンの働きで生ハムのたんぱく質が早く分解され、消化が促進されるのですよ。
また生ハムは塩分が多いですが、カリウムを多く含むメロンを一緒に食べることで、塩分の摂り過ぎを防ぐ事ができます。
メロンの栄養は二日酔いにも良いの?
ピックアップして、メロンの栄養や効能をお伝えしてきましたが、二日酔いの時にもおすすめなんですよ~。二日酔いに効くメロンの主な成分はコチラです♪
- カリウム
- 果糖
- ビタミンC
カリウムは利尿作用が高いので、体内に残ったアルコールを早く体外に出してくれます。
果糖やビタミンCはアルコールの分解を進めてくれますよ。二日酔いの時に果物が良いと言われるのも果糖やビタミンCを多く含むからなのですね。
メロンを多く食べるとカリウムの摂り過ぎになるのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
健康な方ならば、カリウムは腎臓で分解されて尿中に排泄されるので問題ないです。
しかし、腎臓の機能が低下している方だと排泄されず、体に残ってしまうので注意が必要ですよ。
またメロンを食べ過ぎると体が冷えてしまうので、冷え性の私は注意したい所ですが、適量食べる分には効果的なことがわかりました。
メロンは種類も多く、比較的長く食べる事が出来るので、いろいろ味わってみようと思います♪