にんにくの栄養はチューブ入りでも同じ?手軽に料理に取り入れよう♪
疲れている時や元気をつけたい時に、食べたくなるにんにく。香りは気になりますが、食べるだけで力がみなぎる感じがしますよね。
炒め物や餃子、パスタ、スープなど、いろんな料理に使うとおいしさがUPしますし、ホイル焼きなどまるごと焼いてもおいしい!
生のものを常備しておくのが一番いいのですが、料理の度に刻んだりすりおろしたりすると、手に匂いがついてしまったり手間がかかったりしますよね。
それに芽が出るため保存も大変!そんな時に便利なのはチューブ入りにんにく♪わが家でも、料理に手軽に使いたくて常備しています。
でも、チューブ入りにんにくって、生のものに比べて栄養は変わってしまうのか、気になるところですよね。
にんにくの栄養はチューブ入りでも同じなの?チューブ入りにんにくの活用法もお知らせします♪
チューブ入りにんにくは生のものとは違う?!
今やチューブ入りにんにくは、コンビニなどでも買えるほど普及していますが、生のものと比べて違いはあるのでしょうか?
実は、チューブ入りのものはにんにく100%ではないんです!次のような添加物や調味料などが加えられているんですよ。
植物油脂:食感を良くし、なめらかにする。
ソルビトール:食品や医薬品などによく使われる甘味料。保湿性や安定性がある。
調味料・酸味料:味を整えるための添加物。
香辛料:天然の香辛料から抽出した成分。
安定剤:食品に粘り気を出すために使われる添加物。
チューブ入りのものって、保存するためにいろいろなものが入っているんですね!添加物の危険性が気になる方は、生のものを使ったほうがいいのかも。
とはいえ、にんにくは入っているので、にんにくの栄養はチューブ入りのものでもとることができるんですよ♪
では、チューブ入りにんにくにはどんな栄養が含まれていて、どんな効果があるのでしょうか?
チューブ入りにんにくの栄養と効果は?
市販のチューブ入りにんにくと、すりおろしたにんにくのカロリーと三大栄養素の量を比較すると、次のようになります。
種類 | カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
チューブ入り(42g) | 72kcal | 1.3g | 0.74g | 17.4g |
すりおろし (42g) | 56kcal | 2.52g | 0.55g | 11.05g |
参考:ハウス特選本香り生にんにく、日本食品標準成分表2010
こうやってみると、チューブ入りの方が生のものよりカロリーや脂質、炭水化物が多く、タンパク質が少ないことが分かります。
これは、でんぷんや植物油脂などが加えられ、かさ増しされた分にんにくの栄養が減っているためです。
生にんにくに比べると量は少ないですが、チューブ入りのものにも、にんにくに特徴的な栄養素、アリインはちゃんと含まれているんですよ!
アリインには、血流を良くしたり、アドレナリンの分泌を増やしたりする働きがあり、代謝をUPさせて疲労回復やダイエットに効果があると言われているんです♪
さらに、にんにくを潰したり刻んだりすることで、アリインはにんにくの匂いの元、アリシンに変化し、悪玉コレステロールを増やしたり、老化を促進する活性酸素を抑制する働きが!
活性酸素を減らすことで、動脈硬化や血圧低下など、生活習慣病予防、美肌効果もあるんです!また殺菌作用も高いので、風邪やインフルエンザ、食中毒の予防にもいいんですよ。
にんにくには、ビタミンB類も含まれていて、アリインとビタミンB1が結びついてアリチアミンになることで、疲労回復効果や美肌効果がさらにUP!
にんにくの効果って、こんなにあるんですね♪ただし、アリシンは揮発性の物質なので、すりおろしたら早めに使う方がいいんです。
チューブ入りのものは時間が経ってしまうので、効果は減ってしまいますが、全くなくなってしまうことはありません。
ちなみに、乾燥にんにくにも同じような効果が♪生、チューブ入りと使い分けるといいですね。
チューブ入りにんにくを上手に活用しよう♪
便利に使えるチューブ入りにんにくですが、上手に使うにはどのようにすればよいでしょうか?
まず、チューブ入りは添加物が含まれていて、にんにくそのものの味ではありませんが、香りを手軽に楽しむにはいいんです。
ガーリックバターなどのソースに混ぜたり、カレーや肉の下味など隠し味に使うのにオススメです♪
にんにくに含まれるアリインは、ビタミンB1と結びついて効果を持続させるので、豚肉や鶏肉、うなぎなどビタミンB1を多く含む食材と一緒に食べるとより効果的!
にんにくの香りを楽しめるだけではなく、コクも増しておいしくなりますし、疲労回復や美容にもいいんですよ!
保存する時には、空気を抜いてからキャップをしっかり閉めて、冷蔵庫で保存するといいですよ。1ヶ月程度をめどに使いきりましょう。
栄養的には生には劣るものの、チューブ入りでもこまめに料理に取り入れることで、味も栄養効果もUPするんですね♪
手軽に使えるから、毎日の料理に使いやすいチューブ入りにんにく。継続的に食べて、健康的な毎日を過ごしたいですね♪
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