わかめの栄養と旬は?手軽に取り入れてバランスアップ♪
海藻類で代表的な存在のわかめ。海苔や昆布と共に昔からおなじみの食材です♪
食べやすい味で、味噌汁や卵焼きの具にしたり、酢の物やサラダに入れたり重宝しますよね。
私は、通年手に入る乾燥わかめをよく使っています。短時間で戻りますし、味噌汁にはそのまま入れられるので手間いらずです。
また、なかなか食べる機会がありませんが、旬の時期の加工していない生わかめはとても美味しいと聞きます。
主な産地は、三陸(岩手・宮城)、鳴門などが有名ですが、全国に産地があるので、いつか旬の時期にそこに行って食べてみたいです。
「わかめは栄養がある」とよく言われます。しかし、具体的にどんな栄養があるのか、旬の時期はと聞かれるとわかりにくい部分も…。
そこで、わかめの栄養と旬は?食物繊維に注目し、海苔などとの比較をしてみました。
わかめの栄養!食物繊維量は?
わかめは、構造が普通の植物とは違い、花も咲きませんが植物の仲間です。
そして、葉・茎・根の区別がありませんが、主に次のように区別していますよ。
茎わかめ…わかめの中心の茎状の部分
めかぶ(芽株)…茎の下部にあるひだの部分
バランスの良い食事をするために、栄養価の高い和の食材の頭文字を集めた、「まごわやさしい」という言葉があります。
「まごわやさしい」の「わ」はわかめです。昔から栄養豊富な食材として食べられているんですよ。
主にどんな栄養と効果があるかを、簡単に見たのがこちらです!
わかめの主な栄養と効果
・カルシウム…骨や歯の成長をよくする
・マグネシウム…高血圧の予防・精神を安定させる
・ヨウ素…新陳代謝を促す甲状腺ホルモンの材料となる
・βーカロチン…免疫力をアップさせる
特に食物繊維は多く、カットわかめ100g中35.6gも含まれていますよ。
食物繊維の中でも多いのがアルギン酸で、わかめの主成分となっています。他に整腸作用やコレステロールを下げる働きなどもあるんです。
ちなみに、カットわかめと焼きのりと昆布の食物繊維量を比較してみると、カットわかめと焼きのりが同じ位で、昆布が少し少ない位です。
乾燥した海藻を一度に多く食べる事はできませんが、少しずつ いろいろな料理に入れて食べれば、食物繊維などは多く摂れますよ♪
また、食物繊維の仲間のフコイダンが、めかぶに特に多く含まれていますが、海苔には含まれていません。
海藻類は、種類によっては含まれていない成分もあり、栄養価がそれぞれ違うのですね。
わかめの旬はいつ頃?含有量が多いものも♪
産地によって時期に違いはありますが、3月~5月に収穫されるわかめを春わかめと呼んでいます。
乾燥わかめや湯通し塩蔵わかめ(生わかめ)などが1年中出回っていますが、この春わかめの出回る3月~5月こそが旬の時期なんですよ。
主に産地近くで出回る春わかめは、加工していないので食感や風味が良く、塩蔵品や乾燥品と違った味わいがあるそうです。
そして、加工したわかめも栄養豊富ですが、旬の時期の加工していないわかめは、より多く含んでいる成分があります。
旬の加工していないわかめを「原藻生わかめ」、加工した湯通し塩蔵わかめ(塩抜き)を「塩蔵わかめ」として、100g中の含有量を比較してみました。
成分 | 原藻生わかめ | 塩蔵わかめ |
---|---|---|
カリウム | 730mg | 12mg |
ヨウ素 | 1600μg | 780μg |
ビタミンB2 | 0.18mg | 0.01mg |
カリウムやビタミンB2がかなり減っています。加工していないわかめは、特に加熱時間を短めにするのがおすすめですよ。
わかめを使って手軽に調理!栄養もプラス♪
あまり料理をした事がない方に、わかめはおすすめの食材です!加工していない生わかめは日持ちしませんが、塩蔵品・乾燥品は保存がききます。
加熱時間も短くて済むので時短にもなりますよね。定番の豆腐とわかめの味噌汁や澄まし汁、酢の物などすぐに出来ます。
炊き込みご飯や麺類に入れるのもおすすめです。少し入れるだけでも栄養がプラスされますよね♪
また、たけのこが旬の時期でしたら、たけのことわかめの煮物も美味しいですよ。
ところで、わかめを水に浸け過ぎて、ヌルヌルが気になったという方もいらっしゃると思います。
これは、アルギン酸やフコイダンが水に溶け出したからで、害はありません。塩蔵品ならば、5分位水に戻して様子を見て下さいね。
わかめは昆布・海苔とともに3大海藻と言われています。日本に非常に古くからあるこの食材をこれからも美味しく食べていきたいです。
今日何食べる?を応援してください♪
こちらも美味しい記事です♪
- わかめの塩蔵と乾燥の違いは?使い分けもおすすめ♪
- ズッキーニの栄養と効能は? 料理に取り入れてパワーアップ!
- にんにくの栄養はチューブ入りでも同じ?手軽に料理に取り入れよう♪
- オートミールの栄養バランスに注目!1日に何回食べるのが良いの?
- りんごのダイエットは夜におススメ!バランスよく食べて効果アップ♪
- パイナップルは食べ過ぎると血が出るのはなぜ?ブロメラインを上手に取り入れよう♪
- かぶの旬の時期は年に2回ある?!おいしく上手に取り入れよう♪
- 干し椎茸の戻し汁にはどんな栄養があるの?効果的に取り入れる方法は?
- マーガリンとトランス脂肪酸の関係は?低減化への取り組みも!
- キクラゲの旬と栄養は?特徴や働きを知ってよりバランス良く♪