ニラを茹でると栄養は?より良く摂るための方法をチェック♪
ニラは日本で古くから薬用に使われてきましたが、野菜として栽培され始めたのは明治時代になってからです。
多く出回る春頃などには、かなり安く売っていることもあり、食卓に上がる回数も増えます♪
前の記事でニラの根元の栄養についてお話しました。根元には匂い成分のアリシンが多く含まれています。
春のニラは柔らかくて食べやすいですが、ニラには体を温める働きがあるため寒い冬に食べるのもおすすめなんですよ♪
しかし、調理方法によって栄養価が違うのか、特に茹でた時はどうなのかが気になります。
そこで、ニラを茹でると栄養はどうなるの?茹でた時の変化や効率良く摂れる調理方法を見てみました。
ニラを茹でると栄養価は減ってしまうの?
ニラは通常1束100g位で売っていることが多いですが、もっと大容量・小容量で売っているお店もあります。
食べる人数によって容量が選べるのは嬉しいですよね。
私はニラを茹でて食べることが比較的多いですが、茹でるメリットに次のようなものがあります!
・簡単で時間がかからない
・油で炒めるなどしないため低カロリー
そして、ニラを茹でた時、水溶性の成分は流れ出てしまい栄養価はやや減ってしまいますが、あまり変化がない成分もありますよ。
それぞれチェックしてみました。
・水溶性ビタミン
ビタミンB群…ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸など
ビタミンC
・カリウム
・アリシン
茹でてもそれほど変化がない成分
・食物繊維
・βーカロチン
・ビタミンE
・ビタミンK
・カルシウム
水溶性の成分でも、ビタミンCのように茹でるとかなり減ってしまうものもありますが、比較的残存率が高い成分もあります。
そして、カリウムなどはとても多く含まれているため、茹でてもある程度の量を摂ることができるんですよ。
ニラの栄養を効率よく摂る茹で方は?他の調理方法も♪
ニラを茹でると多少水溶性成分が損なわれてしまいますが、次のように茹で方を工夫するとより流出を防げます。
・根元の部分を先にいれ、葉先はあとから入れる
・茹でてから切る
・汁物にする時は汁も飲み干すのがおすすめ
そして、茹でるよりも蒸した方が、水溶性成分がかなり多く残りますよ。
特に電子レンジを使うと簡単です!ポイントをチェックしてみました。
・ただニラを蒸したい時は、容器に水を入れない(水っぽくなるのを防ぐため)
・耐熱皿にラップをふんわりとかける
・切らないで加熱し後から切ってもOKだが、3cm~5cm位に切って加熱するとムラがなく出来上がる
・加熱時間の目安は、1束100gなら600Wで1分半~2分位
・加熱後ラップをしたまま数分置いて蒸らすのも良い
耐熱皿にラップをかけて使う他に、シリコンスチーマーを使うのもおすすめです♪洗い物も少なくてすみますよ。
ニラを茹でた料理でおすすめはコレ♪
以前の記事、ニラは生でも食べられるの?でお話しましたが、ニラは生で食べるとアリシンなどが効率良く摂れます。
しかし特に生で多く食べると、食べて少し時間が経った後でも口の臭いが気になる時があります。
これは、アリシンが体内で吸収・分解されて違う匂いを持った物質に変わり、再び口から吐き出されるからなんです。
少し茹でると匂いを抑えることができ、食べやすくなりますよ。
しかし、あまり茹で過ぎると食感や風味が悪くなってしまうだけでなく、期待できる効果も薄れてしまうので茹で時間は少なくするのがポイントです!
ニラはビタミンやミネラルが豊富ですし、料理に入れると栄養のバランスがグッと良くなりますよ♪
私はニラがメインの和え物をよく作っていますが、簡単にできるのでおすすめです。
ニラをさっと茹で調味料で和えるだけでも充分美味しいですが、次の具材を加えると彩りも食感も良くなりますよ。
- もやし
- 人参
- しらす干し
- ハム
- ツナ
- 薄焼き卵
- 桜海老
どの具材もそれほど下準備がいらないものばかりなので、試してみて下さいね♪
茹でたり蒸したりする(電子レンジ加熱)のメリットをお話しましたが、私は餃子の具には生のニラを入れています。
キャベツは茹でて軽く絞って使っているので、ニラは生でも大丈夫ですよ。
しかし好みに差があるため、餃子に入れるニラの量や、茹でるか茹でないかは変えて下さいね。
ニラは少し入れただけでも料理のアクセントになるため、これからも様々な調理方法で食べていこうと思っています♪
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