レンコンの効果的な食べ方は?部位による違い!生でも食べられる?
レンコンは穴が空いていて見通しがきくことから、縁起物としておせち料理などで食べられています。
シャキシャキしているのが魅力ですが、調理方法や部位によってはホクホク感も楽しめますよね♪
今、主に出回っているものは、明治時代に伝来した中国種を品種改良したものなんですよ。
味にクセがないので、我が家では料理によく使っていますが、栄養や食べ方なども気になります。
そこで、レンコンの効果的な食べ方をチェック!多く含まれる成分を効率よく摂れる方法を見てみました。
レンコンの栄養と働きは?咳止めの効果も?
レンコンは、ハスの地下茎が肥大化したもので、沼沢地や水田など泥の中で育ちます。
秋などにレンコン掘り大会を行う地域もありますよね♪
淡色野菜で栄養がないと思われがちですが、次の栄養素を多く含みます!主な効果とともに見てみました.
・余分なナトリウムを体の外へ排出する働きがある
・高血圧の予防と改善
・むくみを防ぐ
ビタミンC
・疲労回復
・風邪の予防
・免疫力を向上させる
食物繊維
・水溶性と不溶性の両方を含むが、不溶性食物繊維の方が多い
・便秘の解消
・有害な物質を排出する
・レンコンを切ると糸のようなものを引くことがあるが、これは食物繊維の一種。胃の粘膜を保護する働きがある
タンニン
・ポリフェノールの仲間
・レンコンを切って空気に触れると黒ずむ原因の成分
・強い抗酸化作用がある
・アンチエイジングや胃の炎症を防ぐ働きがある
そして、タンニンは消炎作用に優れていることから、咳止めや花粉症にも効果が期待できます。
特に咳止めにはレンコンが昔から使われてきました!節に近い部分などをすりおろし、絞って飲みます。
咳の症状がひどい時には、お菓子や甘いものは体を冷やすしてしまい、効果が半減するため、摂らない方が良いのですよ。
レンコンの栄養を効率よく摂るポイントはコレ♪
レンコンは、一番最初にできた根元部分と一番最後にできた先端部分で、次のように見た目や食感が違います。
先端部分…小さくて柔らかい。芽がついている場合も。シャキシャキとしている
そして、レンコンに多く含まれる成分の特徴を意識して調理すると、より栄養が摂れますよ♪
ポイントを詳しくチェックしてみました!
・一般的にビタミンCは加熱にあまり強くないが、レンコンに多く含まれるでんぷん質が守ってくれるため、ビタミンCが壊れにくい
・しかし、長時間加熱すると壊れやすくなってしまうので、加熱時間は短めに
・茹で汁に溶け出した水溶性成分も摂れる、味噌汁やスープにするのも良い
・焼いたり揚げたりするのもおすすめ
・すりおろして加熱する…繊維質が短くそしてやわらかくなり、消化が良くなる
・タンパク質の多い肉や魚などと食べる…ビタミンCとタンパク質を一緒に摂ると、コラーゲンの生成が促される
そして、部位によっても多く含まれる成分が次のように違います。
先端部分…ビタミンが多い
根元部分は煮物・レンコンステーキ・すりおろしてハンバーグなどに、先端部分は酢の物やきんぴらなどにするのもおすすめですよ♪
レンコンは生でも食べられる?注意したい点も!
レンコンを加熱して食べる方が多いかと思いますが、生でも食べることができます!
カリウムやタンニンなど水溶性の成分は茹でると流れ出てしまうため、生の方が効率よく栄養を摂れるのですよ。
生食する時のポイントをチェックしてみました!
・きれいに洗う…穴の中の泥も取り除く。皮はむいた方が良い
・アク抜きをする…変色を防ぐために、切ったらすぐに酢水にさらす
・食べる量は少なめに…多く食べると消化不良を起こす恐れがあるため
短冊切りや薄い輪切りにすると食べやすいですよ。
そして次のような場合は生食しない方が良いです!
・成熟したもの…生食できるが、成熟している根元部分は繊維質が多く、加熱した方が美味しく食べられる
・傷んでいる…全体的にヌメリが出てる・異臭がするなど
レンコンは1年中出回っていますが、これから冬にかけて旬を迎えます。
無駄なく栄養が摂れるよう意識しながら食べていきたいです♪