なすの保存方法は常温がいい?保存の仕方いろいろあります♪
暑くなると、お店でよく見かけるようになるなす。いろんな料理に活用できる万能野菜ですよね。
ひき肉と一緒に味噌炒めとか、揚げなすとか、さっぱりと焼きなすとか、味噌汁の具にもおいしい♪ラタトゥユとかパスタとかの洋風のお料理にもいいですよね。
旬の時期になると、畑をしている実家からまとめてもらうことが多いのですが、なにぶんなすって、あまり日持ちしないのが難点!
すぐには食べきれないので、あまり深く考えず、まとめてビニール袋に入れたまま野菜室に保存していましたが、結構すぐに萎びてしまうんです。
調べてみたら、なすって保存するときに冷やしちゃいけないとか!ちょっとでも長く保存するには、どうしたらいいんでしょうか?
なすの保存方法は常温がいいの?いい保存の仕方、お知らせします。
なすは常温で保存するのが最適♪
なすは原産地がインドなど暑い地域の野菜で、夏が旬なので、寒さには弱いと言われています。
一般的に野菜を保存するときには、育った環境に近づけてあげるのがいいとされていますので、なすはあまり冷たいところで保存しない方がいいんですね。
なすを保存するときには、10~14℃程度が最適なんですよ。ですから、冷蔵庫に入れると、低温障害を起こしてしまうんです。
またなすは、水分を多く含む野菜で、乾燥すると鮮度が落ち、水滴などが残っていると腐りやすくなってしまうんです。だから、水分がたまりにくく、かつ乾燥しにくい状態にすることが必要なんですね。
なすの正しい保存方法は
- 1つずつ新聞紙に包む
- 穴の開いたビニール袋や段ボール箱に、立てて入れる。
- 10~14℃の常温で保存する。
この方法で保存して、夏なら2~3日、冬なら5日程度で食べるのがベスト♪新聞紙に包むことで、乾燥を防ぎながら、余分な水分を吸い取ってくれるんです。
ただし、真夏になると、常温ってかなり高くなりますよね。そういう時には、冷蔵庫の野菜室を利用してもいいですよ。普通の冷蔵室は、温度が低くなりすぎるのでやめましょう。
野菜室を利用するときには、温度を10℃程度に、湿度を90~95%と高めに設定しておきましょう。1つずつラップにくるんで保存することで、冷気と乾燥から守ります。
より長持ちさせたい場合は、ヘタの部分をとってアルミ箔で包むといいですよ。野菜室で保存する場合は、1週間程度もちます。
ちなみに、カットしたなすは、あまり日持ちしません。薄い塩水か酢水につけた後、ビニール袋やラップで包んで野菜室に入れ、翌日には使い切ってくださいね。
なすを上手に保存するコツは、常温保存と、新聞紙に包むというひと手間だったんですね!これからは気をつけて保存するようにしようっと♪
もう少し長く保存したい時にはこんな方法も!
冷凍
もう少し長く保存したい!という時には、冷凍することもできるんです。「なすの保存は冷凍が便利!手間を省いて時短もOK♪」にもあるように、冷凍するにはいろいろな方法があるんですよ。
なすを食べやすい大きさに切ってからあく抜きし、ジッパー付きの袋に入れて冷凍するのが基本です。1ヶ月くらいは持ちます。使うときには、解凍せずそのまま調理してくださいね。
レンジで加熱したり焼きなすにしてから冷凍する方法もあるんです。これなら、食べる時に加熱する必要がなく、自然解凍するだけで食べられるから便利♪
また、揚げなすや炒め煮など、調理済のものを小分けして冷凍しておくと、食事の一品やお弁当のおかずにもそのまま使えるんですよ♪
漬物
常温でたくさん保存したいなら、昔ながらの保存の知恵が役に立ちます。
よく知られているのは、漬物。薄く切って水につけてアク抜きをしてから、塩や大葉、塩昆布などと一緒に漬け込むと、浅漬けが簡単にできます。
それほど長期間日持ちはしませんが、2~3日はもって、一度にたくさん消費できちゃいますよ。
さらに長期保存したいときは、10%の塩で重しをしてなすを漬け、2,3日ほどしたらさらに同量の塩で漬けなおすと、冬場の漬物用として使えます。
干す
他にも、干すという方法が!縦に2~4等分に切り、ざるなどに並べて天日干しします。塩を振って干すと、水分が早く抜けますよ。薄いレモン汁や酢水につけてから干すと、変色防止に!
1日干すと半干しの状態になり、旨みが凝縮されて美味しくなりますよ。ジッパーつき袋に入れて冷蔵庫で保存すると、2ヶ月程度もちます。
3日程度干すと、水分がすっかり抜けて、完干し状態に!ジッパーつき袋に入れて、常温で1年程度保存出来るんですって!食べる時には、水で戻してから煮物やおひたしなどに使えます。
オリーブオイル漬け
なすのオリーブオイル漬けも、パスタやパンにのせたり、付け合せに使えて便利ですよ。
- 洗って薄切りしたなすを塩漬けにし、30分程度置く。
- 水分を取って、オーブントースターやフライパンで焦げ目がつくまで焼く。
- 容器ににんにく、鷹の爪と交互に重ね、オリーブオイルを入れる。
焼く代わりに、1日程度ざるなどに広げて乾燥しても♪2週間ぐらいはもちますよ。
なすっていろいろ保存方法があったんですね。なすを干して保存するって考えたことがなかったから、びっくり♪栄養も凝縮されるようなので、試してみるといいですね。
おいしいなすの見分け方
なすをできるだけ長く保存しようと思ったら、新鮮なものを選ぶのが大切ですよね。上手ななすの選び方のポイントは次のとおりです。
・ガクの部分のトゲが鋭くとがっている
・皮の色が濃く、なめらかで傷がなく、ハリ・ツヤがよい
・持ってみて重みがある
ちなみに、なすを切ってみて、種が黒く変色していたり、実の部分が茶色くなっていたりすることはありませんか?食べられるのか迷いますよね。
種や実が変色するのは、やはり劣化が進んでいるということなんですが、味や栄養は多少落ちるものの、食べることはできます♪
逆に次のような状態になったら、腐っているということなので、食べない方がいいですよ。
・表面に凹凸がある
・ぬめりがある
・悪臭がする
・カビが生えている
せっかく手に入ったんだから、こんな状態になる前に食べ切りたいですよね!上手に保存して、なす料理のレパートリーを増やして、おいしく食べましょうね♪