すりごまといりごまの栄養!吸収率に違いが?使い分けもおすすめ♪
メインディッシュからデザートにまで幅広く使えるのがごまです!少し加えただけでも料理が美味しくなりますよね♪
我が家でも常備しています。お店でも種類多く置いていて、いりごまに味付けしたものなども気に入って使っていますよ。
以前に近くの学校にメーカーさんが来てくださり、生徒さんと一緒にごまを煎ったりすったりした事があります。
フライパンでパチパチとはじける音や香ばしさが印象的で、手間をかけて食べるごまの味は格別でした♪
ごまは加工方法の違いで、すりごまやいりごまなどに分かれますが、栄養にどのような違いがあるのか気になります。
そこで、すりごまといりごまの栄養をチェック!吸収率の違いやおすすめの食べ方を見てみました。
ごまの栄養で多いのは?健康効果もチェック!
ごまは、魚・肉・野菜・穀類などどんな食材にも合いますよね。世界中で様々なごま料理があります。
太白ごま油とごま油の違いは?でも少しお話しましたが、ごまは次のような栄養を多く含んでいます。
・アミノ酸…必須アミノ酸のトリプトファン(精神を安定させる効果)・メチオニン(肝機能を正常に保つ効果)など
・カルシウム…種実類では圧倒的に多い。歯や骨を作る働き
・鉄…貧血の予防
・マグネシウム…丈夫な骨を作る効果
・亜鉛…細胞の成長を促し、新陳代謝を良くする効果
・ビタミンB1…疲労回復効果
・ビタミンE…老化を防ぐ
・食物繊維…不溶性食物繊維が多い。便秘を予防する効果
・ゴマリグナン…ポリフェノールの仲間。セサミンは代表的成分で、肝機能を高める効果などがある。
ごまは、脂質・アミノ酸・食物繊維・カルシウムなどが豊富なので、期待できる健康効果も多いです!
また、ビタミンEやゴマリグナンなど、抗酸化作用のある成分も含んでいるので、適度に摂る分には体にも良いのですよ♪
すりごまといりごまの栄養や吸収に違いはあるの?
ごまには切りごま・むきごまなどの商品がありますが、代表的なのがすりごまといりごまです。
いりごまとすりごまは、加工方法や食感が違うのでチェックしてみました!
生のごまを洗い煎ったもの
プチプチとした食感
・すりごま
いりごまをすったもの
しっとりとした食感
そして、同じごまを使っているのであれば、いりごまとすりごまの栄養は同じですが、すりごまの方が吸収されやすいです。
いりごまは皮に覆われていますが、すりごまにする時も皮は取り除かず、すりつぶしただけなので、含まれる栄養はどちらも同じなのですよ。
しかし、吸収率は違います!ごまの皮は固いので、いりごまだとそのまま体外に排出されてしまいます。
すりごまは、皮をつぶしながらすりあげているので、粒が細かくなり吸収されやすいのですよ。
いりごまを一粒ずつよく噛んで食べるのも、なかなか難しいですよね。
食感の良さを味わいたい時にはいりごまを、栄養をしっかりと摂りたい時にはすりごまを、と使い分けするのがおすすめですよ♪
ちなみにごまの皮にはカルシウムが多いので、皮をむいたむきごまはカルシウムがあまり含まれていませんのでご注意下さいね。
すりごまといりごまは常備するべきなの?
納豆などどちらのごまを入れても美味しいものが多いですが、きんぴらやサラダにはいりごまを使い、お浸しなどの和え物にはすりごまを使っています。
酸化や湿気を防ぎ美味しさが長持ちするように、チャック付きアルミパックにごまを入れるなど、工夫している商品も多いですよ。
忙しい時には、市販品のすりごまといりごまの両方を常備している方が、すぐに使えて便利ですよね。
しかし、すりたてのごまは特に香りが良いので、市販品のいりごまを食べる直前にご自分でするのもおすすめなんですよ♪
すり鉢は、使い勝手の良い小さいものも売っています。ミルサーの他に手動のごますり器もありますよね。
すりごまは、市販品でもご自分ですったものでも栄養に差はありませんが、どちらも風味がぬけやすいです。
市販品の場合は開封後はなるべく早く使う、ご自分でする場合は使う分だけするなど工夫して使って下さいね。
黒ごまと白ごまとでは栄養が違うの?
お店に行くと、外皮の色が違う白ごまや黒ごまなどが売っています♪
白ごまと黒ごまでは似ている所も多いですが、違う所もあるので、大まかに特徴を見てみました。
ごまの種類 | 白ごま | 黒ごま |
---|---|---|
風味 | やや甘味がある | コクがある・香りが強い |
栄養 | 脂質が多い | 白ごまよりも脂質が少ない |
合う料理 | 白和えやサラダなど | 香りの強い野菜(春菊など)のごま和え・お団子の餡など |
すりごまもいりごまも、白ごまも黒ごまも、それぞれの特徴を知るとより料理が美味しくなるので、効果的に使っていこうと思います♪