山菜のウドを食べ過ぎると?保存方法もチェック♪
春になるといろいろな種類の山菜が出回り始め、食卓がとても豊かになります♪
山菜は色が綺麗ですし、ウドなどはサラダや和え物にするとより食感の良さを味わえますよね。
前の記事では、ウドの栄養と効能や、特徴と種類などについてお話しました。
「ウドの大木」ということわざがありますが、若い芽や茎などの食用部分は美味しいだけでなく、健康効果もあるんですよ。
低カロリーで効能の多いウドですが、食べ過ぎた時や注意することがあるのか気になる所です。
そこで、山菜のウドの食べ過ぎの影響は?ウドを安全により美味しく食べるおすすめの方法を見てみました。
ウドは体に良くない成分が入っているの?
「春の皿には苦味を盛れ」という昔からの言い伝えがあります。
多くの山菜が春に旬を迎え、その苦味や香りが身体の機能を活発にしてくれるんですよ。
前の記事でお話しした、クロロゲン酸などのポリフェノールや、植物性アルカロイドという成分がアクのもととなります。
植物性アルカロイドの主な働きをチェックしてみました!
- 抗酸化作用がある
- 腎臓の機能を向上させる
- 老廃物を身体の外に出す
新陳代謝を促進し、デトックス効果が期待できるのですよ。
山菜によってはアクに有害な植物性アルカロイドや、ごく微量の発がん性物質が含まれている場合があります。
フキやワラビなどには上記の気になる成分が含まれていますが、きちんとアク抜きをして適量食べる分には、体に良いのですよ。
そして、ウドのアクには発がん性物質などの有害な成分は見つかっていません。
そのためアク抜きをしなくても害はありませんが、アクがやや強い山ウドは酢水に浸けるなどアク抜きするのがおすすめです。
天ぷらにする時や、軟白ウドはそのままでもOKですが、気になる方はアク抜きをすると美味しく食べれますよ。
しかしアク抜きをし過ぎると、栄養価が高い水溶性の成分が流れ出てしまうだけでなく、風味の良さも消えてしまうので注意して下さいね。
ウドを食べ過ぎて不調に?注意していただきたい事はコレ!
山ウドは全国の山の草原や林のふちなどに自生する他に、畑にも植えられます。小さくて白い花が咲くんですよ。
収獲したての新鮮なものは美味しいため、採れ過ぎたりたくさんいただいたりすると、食べ過ぎになってしまいがちです。
ウドは体に良い成分が多いですが、食べ過ぎるとアクなどが消化吸収を妨げてしまい、胃腸が不調になったりお腹を下したり、湿疹が出たりする場合があります。
そして、次のような方は食べる量に関わらず不調になる可能性があるため、食べるのを控えたり注意したりして下さいね。
・体調が悪い時
・食物アレルギーがある方…口や喉がいがらっぽくなる・蕁麻疹が出るなどの症状
・胃潰瘍や潰瘍性大腸炎の方…食物繊維をやや多く含むため
・腎臓に疾患がある方…やや多くカリウムを含むため。茹でこぼすことでカリウムを大幅に減らせる
ちなみにタケニグサは毒がある草で、新芽の時はウドと姿が似ています。
香りが違いますし、茎を折ると黄色い汁が出るので区別が付くはずですが、山菜を採る時には気をつけて下さいね。
ウドのいろいろな食べ方をチェック!保存するのもおすすめ♪
ウドは葉・茎・皮を捨てることなく食べられる、優れた食材です。
葉や茎は天ぷらや和え物に、皮はきんぴらにするのが定番で、特に酢味噌和えは有名ですよね。
うどの産地での定番以外の食べ方も見てみました!
・山形県…煮物。ウドとニシンの煮物(味噌味でも醤油味でも)は郷土料理
・東京都立川市…ウド味噌は名産品
そして、簡単にできて美味しいウド料理を3つご紹介します♪
・マヨネーズにつけて…ウドとマヨネーズは相性が良い。特に根元の白い部分はやわらかくて美味しい。さっと茹でるのがおすすめ。味噌マヨネーズでも
・パスタの具に…茎と葉の両方を入れると美味しい。塩味や醤油味などで
お手元にウドが大量にある時には、無理して食べないで冷凍保存するのも手なんですよ♪
酢水でさっとゆでて冷めてから冷凍すると、色が変わるのを防ぐことができます。保存期間の目安は1ヶ月位です。
さらに長期間保存したい方は、味噌漬けや塩漬けにして下さいね。
2回に渡ってウドについてお話しました。今までウドをあまり食べたことがない方にも興味を持っていただけたら嬉しいです♪