蟹の旬の時期はいつ頃なの?冬以外の季節もチェック!
鍋・フライ・天ぷら・炊き込みご飯・寿司など、蟹は様々な料理に使われています。
脂っぽくないですし、ジューシーで旨味もあって美味しいですよね♪私はあまり手を加えず、シンプルに食べるのが好きです。
蟹の歴史は意外と古く、日本では今から1300年前に作られた古事記にその記述があるんですよ。
今は冷凍技術が発達して、時期を問わず新鮮なものを食べる事が出来ますが、蟹に旬はあるのでしょうか?
年末に買出しに行く時に、目玉商品としてお店に置いている場合も多いですよね。
また、季節限定で新鮮な蟹料理を出してくれるお店もあります。旬の時期にその産地に行くならば、是非味わってみたいものです。
そこで、蟹の旬の時期はいつ?よく食べられている三大蟹や他の蟹についてもお話していきます。
食用の蟹は冬だけ獲れるの?たらばがにの旬は?
蟹はとても種類が多く、1000種以上あるんですよ。その中で日本でよく食べられているのはこちら。
・ずわいがに
・毛がに
・わたりがに
・花咲がに
たらばがに・ずわいがに・毛がにを三大蟹として売り出している所もありますよね♪
俳句で、たらばがにやずわいがにが冬の季語になっているように、冬によく出回っているイメージがあります。
しかし、たくさん獲れるので冬が旬の蟹も多いですが、産地や種類によっては春が旬だったり、一年中獲れたりするものもあるんですよ
まずは、一番大きくて人気の高いたらばがにを見てみましょう♪
日本では北海道で多く獲れますが、最近はロシア産やカナダ産など外国産のものが増えてます。
北海道での場合、地域やその年の気候によって違いがありますが、おおよそ次のように言われていますよ。
・流氷にはたらばがにの餌のプランクトンが含まれている
・流氷が融けてプランクトンをたくさん食べるので、甘くて美味しい蟹になる
・脱皮する前や脱皮してしばらく経った11月~2月頃も旬
・脱皮直後は身がスカスカしているが、その前や脱皮してしばらく経ったものは身が詰まっている
たらばがには冬だけが旬だと思っていましたが、春から夏にかけて旬の場合もあるのですね。
ずわいがにの旬はいつ?漁期やオスメスの違いに注目!
ずわいがには、日本海側を中心に多くの漁港で水揚げされています。有名な越前がにや松葉がにもずわいがにですよ~。
そして、ずわいがにの場合は漁期が決まっていて、多く水揚げされる時期が旬なのですよ。
かなり大まかですが、ずわいがにの旬を挙げてみました!
新潟の旬…11月~3月
富山の旬
・オス…11月~3月(漁期が11月6日~翌年3月20日頃のため)
・メス…11月~1月(漁期が11月6日~翌年1月10日頃のため)
また、富山より西の石川・福井・京都・鳥取・島根のずわいがにの旬は富山と同時期ですよ。
メスの方が漁期が短いのは、産卵期を保護し、漁獲量を減らさないためです。
私のように、旅行先の北陸でずわいがにを食べてみたいけれど、雪が心配だという方は、それほど雪の心配のない11月に行くのもおすすめですよ。
ちなみに、越前がにや松葉がになどの本ずわいがにに対し、紅ずわいがにがあります。
紅ずわいがにもすわいがにの仲間ですが、生息域は本ずわいがによりもっと深い所です。
漁期はやはり地域によって違いますが、一般的にずわいがにより解禁が早く、時期も長いですよ。例えば山陰地方での旬は9月~翌年1月頃です。
毛がにとわたりがにと花咲がにの旬はいつ?
脚や甲羅にビッシリと毛が生えて、見た目も特徴的な毛がに。身も美味しいですが、蟹味噌も濃厚ですよね~。
毛ガニは北海道で多く水揚げされていますが、北海道の中でも漁港によって旬が違い、夏が旬の所もありますよ。
また、わたりがにの様にオスとメスで旬が違うものがあります!
・メス…11月~翌年2月
メスは子を持っている時期が旬なのですよ~。ちなみにオレンジ色をした卵巣(内子)はとても美味しいそう。是非一度味わってみたいです♪
また、北海道の東部だけで獲れる花咲がには、たらばがにの仲間。
その多くが根室沖で獲れます。根室での花咲がにの漁期は7月~9月なので、夏から秋にかけてが旬なんですよ。
蟹によっては旬が2度あるもの、また漁港によってその時期が違うものいろいろありましたね。
なかなか手に入れることが出来ない蟹もあるので、旬の美味しい時期のを食べたいと思います♪