チーズの糖質は低い?脂質が多いのに太りにくいって本当?
この10年間で、日本のチーズ年間消費量が増え続けています。テレビや雑誌で、その料理や専門店が紹介されることも多いですよね♪
ラクレットチーズが食べれるお店は話題になっていますし、フォンデュやピザなどチーズを使った料理は、見た目も華やかでその場が盛り上がります。
チーズは肉や魚や野菜など多くの食材に合いますし、ケチャップやソースの他に、味噌や醤油の和風調味料との相性も抜群です!
特にプロセスチーズはクセがないので、朝食やおやつにそのまま食べることも多く、お弁当に入れることもあります♪
また、パンやデザートに入れるのも良いですよね。栄養素が凝縮されているので、たんぱく質やカルシウムも豊富です。
ダイエットしている時には、糖質も気になるのですが、その量は低いのでしょうか?
そこで、チーズの糖質は低いの?他の食品との比較や効果について見てみました。
チーズの糖質!少ない理由はコレ♪
私は学生の時に、カロリーを抑えた食事に運動を加えたダイエットをしました。
チーズは手軽に食べれますし、ダイエット中こそたんぱく質を摂りたいと思っていたので、カロリーの少ないカテージチーズをよく食べていましたよ。
しかし、今は糖質を制限する方法も注目されていますよね。そこで、チーズの糖質量を、穀類や肉・魚や他の乳類などと比べてみました。
・プロセスチーズ(スライスチーズ約5枚分)…1.3g
・精白米飯(茶碗2/3杯分)…36.8g
・食パン(8枚切り2枚分)…44.4g
・うどん(ゆで・1/2玉)…21.6g
・さつまいも(皮つき・Mサイズ約1/2本)…30.3g
・人参(皮つき生・Mサイズ約1/2本)…6.5g
・豚肉(ロース)…0.2g
・さんま(生・Mサイズ2/3尾)…0.1g
・鶏卵(sサイズ約2個分)…0.3g
・普通牛乳…4.8g
・プレーンヨーグルト…4.9g
このように、チーズは、ご飯・パン・麺類・芋類などよりも、かなり糖質が少ないんです!
肉類・魚介類・卵類なども糖質が低く、そして同じ乳類でも、チーズと、牛乳やヨーグルトとでは含有量が違います。
(ナチュラル)チーズは、乳に乳酸菌や酵素を加え凝固させた後、発酵・熟成させて出来たものです。
チーズの種類によって製造方法は違いますが、製造の際に、固まらないで取り除かれた部分に糖質が多く含まれているので、糖質が低いのですよ。
また、たんぱく質やカルシウムなどを豊富に含んでいるので、少量でも効率よく栄養を摂れますし、腹持ちが良いのも魅力です♪
健康のために糖質を制限!チーズはおすすめ?
2型糖尿病や妊娠糖尿病の治療のために、糖質を制限する方がいらっしゃいます。
腎性糖尿病の方などは注意が必要ですが、糖尿病の予防や食事療法にチーズが使われることは多いのですよ。
お話した通りチーズは低糖質ですし、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。
おやつに食べるのも良いですし、料理に混ぜて使うとコクが出ますよね。
ただ、食べ過ぎは禁物です。塩分・たんぱく質などの摂り過ぎで、腎臓や肝臓に負担がかかる恐れも…。
ちなみに、チーズの種類によって、糖質量は次のように違います!
・プロセスチーズ…1.3g
・カテージチーズ…1.9g
・カマンベールチーズ…0.9g
・モッツァレラチーズ…4.2g
・リコッタチーズ…6.7g
糖質が気になるようでしたら、リコッタチーズやモッツァレラチーズを使うより、プロセスチーズやカマンベールチーズを使うのがおすすめですよ♪
チーズは糖質が少ないけど太りやすいの?
チーズは糖質制限にも使われていますが、カロリーも高そうで太りやすいイメージがあります。
そこで、4種類のチーズ100gのカロリーと脂質量を見てみました。
種類 | カロリー | 脂質 |
---|---|---|
プロセスチーズ | 339kcal | 26.0g |
カマンベールチーズ | 310kcal | 24.7g |
モッツァレラチーズ | 276kcal | 19.9g |
リコッタチーズ | 162kcal | 11.5g |
脂質の多いものは、カロリーも高くなる傾向があります。また、プロセスチーズやカマンベールチーズも糖質は少なくても、カロリーと脂質がやや高めです。
一方、モッツァレラチーズやリコッタチーズは、糖質がやや多めですが、低カロリーです。糖質の多さとカロリーは比例しない のですね。
脂質の多いチーズを食べても太りにくいという研究報告もあります!しかしその理由はよくわかっていません。
チーズを適量を食べる分には、カロリーオーバーにならず、太る原因にはならないので、プロセスチーズならば1日30g以下を目安に食べてみて下さいね。
チーズは糖質が少ない・たんぱく質やカルシウムが多いなどの特徴があります。
カルシウムなど日本人に不足がちな成分も含まれているので、継続的に適量食べていこうと思いました。