桜餅の葉は食べる?食べない?関東と関西で違いが!?
和菓子は古くから伝わる日本のお菓子で、四季ごとに多くの種類を楽しめます。
桜餅は春の代表的な和菓子で、特にひな祭りの時には定番の食べ物になっていますよね。
桜餅には関東風と関西風の2種類がありますが、どちらも優しい味がして美味しいです。
そして、お餅を包んでいる桜の葉の香りが、さらに風味を良くしてくれます♪
春らしい色合いで、クセのない風味が魅力の桜餅ですが、よく話題に上がるのが葉は食べるか食べないかということ。
食べる理由と食べない理由をそれぞれ聞いてみると、納得がいくのですが、どちらが正しいとかあるのでしょうか?
そこで、桜餅の葉は食べる?食べない?葉の役割や特徴やそれぞれの理由を見てみました。
桜餅はなぜ葉で包むの?役割や特徴はコレ!
桜餅は関東風と関西風で見た目が違います。関東風(長命寺桜餅)は小麦粉で作るのに対し、関西風(道明寺桜餅)は道明寺粉(蒸したもち米を挽いたもの)で作ったものです。
生地も関東風のは薄くなめらかですが、関西風のはもちもちとしています。
関東風の桜餅を手作りした事があります♪フライパンやホットプレートで生地を焼けるので、比較的簡単にできるんですよ。
大型スーパーや製菓材料店などで、桜餅用の葉を売っている場合もありますよね。
桜餅に欠かせない葉にどんな役割があるかを見てみたのがこちらです♪
・お餅の乾燥を防ぐため
葉の乾燥を防ぐために、桜餅1個に葉を2~3枚使う場合もあるんですよ。
葉は、主にオオシマザクラという桜の葉を使っていて、次のような特徴があります。
・葉脈が柔らかい
柔らかくて食べやすいオオシマザクラの葉を塩漬けすると、芳香物質のクマリンが発生して風味もアップするんですよ♪葉はもちろん食べてもOKです。
桜餅の葉を食べる理由と食べない理由!香り成分もチェック♪
私自身、食感が気になるので桜餅の葉ははがして食べていました。しかし、ある時葉も一緒に食べたら美味しかったので、葉も食べることが多くなってきましたよ。
周りを見ると食べる派と食べない派は半々ですが、食べる派が若干多いというデータもあります!それぞれの理由をチェックしてみました。
・葉の風味が良いから
・葉の塩味が餡の甘味を引き立たせて美味しいから
・作り手さんが葉の塩漬けを手作りしているので、残さず食べた方が良いと思うから
・手がべたつかずに食べれるから
葉を食べない理由
・葉の塩分が強いような気がするから
・葉の厚みや筋など食感が気になるから
・お餅そのものの味を楽しみたいから
また特に決まっていなく、お餅からはがせるようならはがし、はがせないようならそのまま食べるという方も。
葉をそのまま食べるのを推奨する作り手さんも、お餅に充分香りがついてるので、はがして食べることを推奨する作り手さんもいらっしゃいます!
ちなみに日本食品標準成分表には、関東風と関西風の桜餅の成分を表示していますが、いずれも葉を取り除いた値が載っていますよ。
しかし、桜餅の葉を食べるか食べないかは、どちらが正しいとかはなく、マナー上の問題もないので好みで食べて大丈夫です。
塩漬けした桜の葉に含まれるクマリンはポリフェノールで、リラックス効果や血流を良くする働きがあります。
ただあまりに過剰に食べると、クマリンの摂り過ぎで肝機能を弱める恐れもあるので、葉の食べ過ぎには注意しましょう。
桜餅の葉の違いによって食べる食べないは変わってくるの?
桜餅は約300年ほど前に始まり、ずっと愛され続けています♪ひな祭りだけでなく、お花見の時期に食べるという印象が強いです。
桜餅に2種類あることをお話しましたが、葉の大きさの好みに違いがあることも…。
関東風では葉の大きいものが、関西風では葉の小さいものが好まれる場合があるんですよ。
しかし、葉を食べるか食べないか、地方による差はそれほどないようです。
桜の葉の塩漬けには、硬いものや筋っぽいものや塩分が濃く感じるものもあります。
食べにくそうだと思ったら残すのもおすすめですし、市販の桜の葉の塩漬けを使う場合は、塩抜きをよくして下さいね。
また、お店で買う場合は葉は食べた方が良いかお店の方に聞いてみて、おすすめしてくれた方にするのも手ですよ。
私はずっと関東に住んでいるせいか、桜餅は関東風をよく見かけ、食べる事が多かったのですが、今は関西風も食べる機会が増えてきました。
葉は食べても食べなくてもどちらも美味しいので、その時の状況によって食べ方を変えていこうと思っています♪