はっさくが苦い時甘くする方法は?マーマレードでも生でも食べやすく♪


冬に出回る柑橘類は多いですが、はっさくもその一つです。お正月を過ぎてしばらくすると出回る地域も多いですよ♪

実が大きくサクサクとした食感が特徴的で、食べごたえがありますよね。

また、ゼリーやドライフルーツなどの加工品もあり、どれも爽やかな味わいです♪

前の記事でデコポンとポンカンの味についてお話ししましたが、はっさくの味はまた違います。

甘味と酸味と苦味のバランスが良く、とても美味しく思うのですが、苦さが気になりあまり好きでない方もいらっしゃいます。

そこで、はっさくが苦いのを甘くする方法は?苦い原因をチェックし、より食べやすくする方法を見てみました。

スポンサードリンク

はっさくの苦味成分は?特徴をチェック!

はっさくは江戸時代から栽培されていたこともあり、日本人にとってなじみ深い果物です。

主産地は和歌山県で、原産地の広島県や愛媛県などでも多く栽培されていますよ。

お家でもできるはっさくマーマレードの作り方の動画です♪

はっさくと甘夏と夏みかんの違いは?でもはっさくの特徴についてお話しました。

程よいほろ苦さを感じることがありますが、これは、ナリンギンという苦味成分を比較的多く含んでいるからですよ。

ナリンギンの主な特徴を見てみたのがこちらです。

・ポリフェノールの仲間

・グレープフルーツに多く含まれる

・抗酸化作用がある

・血流を良くする効果、抗アレルギー効果、食欲を抑える効果なども期待できる

はっさくの苦味を好まない方もいらっしゃいますが、上記の通り健康効果も高くもちろん害はありません。

ナリンギンは果肉よりも果肉を包む(皮)に多く含まれているので、苦いのが気になる方は袋を取り除くだけでもいくぶんか抑えることが出来ます。

ただ、血圧を下げる薬を飲んでいる方などは、ナリンギンが多く含まれる食品を摂ると、副作用を起こす恐れがあるので、避けた方が良いですよ。

スポンサードリンク

はっさくのマーマレードの苦味を抑えるコツは?

はっさくはそのまま生で食べるのも美味しいですが、サラダやマーマレードやゼリーなどを作ってもまた違った味わいになります♪

特にマーマレードは日持ちしますし、大人にも好まれる味なので、手作りしたことがある方もいらっしゃるはずです。

しかし、出来上がりが想像以上に苦くなってしまうことがあります。

苦くなってしまう原因の1つは、ナリンギンが加熱しても残っているからです。

この苦さは砂糖などを加えても完全に消えることはないので、次のような方法である程度苦味を取り除いてから、煮るのが良いですよ。

・外皮の裏側の白い綿のような部分を丁寧に取り除く…白い部分は果肉を包んでいる袋よりもナリンギンを多く含む

・皮を水にさらす(できれば2~3時間以上)

・下茹でする(できれば複数回)

こうすることによって、ナリンギンはかなり除去されます!

それでも苦味が気になる時には、次の方法がおすすめです。

・豚肉や鶏肉の煮物や照り焼きの調味料として使う

・カレーやビーフシチューなどに入れる

料理に入れるとコクが出るんですよ♪多く入れると味が変わってしまうかもしれないので、少し入れて様子を見て下さいね。

マーマレードなどは、丁寧に下準備をすることで苦味を抑えることができますが、生のはっさくは熟成すると甘くなるんですよ。

次でお話していきます。

生のはっさくは保存すると甘くなる?

品種によって違いますが、普通のはっさくのは2月~4月頃です!

12月に収穫し1ヶ月ほど保存して、1月に出回り始めることが多いのですよ。

はっさくが次のような時に苦く感じることがあります。

・収穫直後の時…(特に冬に)収穫してすぐのものは苦味や酸味が強く甘味が少ない

・栽培中や保存中に低温状態が続いた時…果皮や果肉中のナリンギンが溶け出したため

収穫後1ヵ月以上乾燥や極度な低温に気をつけて保存すると、追熟し甘くなりナリンギンも減少します。

農家さんが収穫してすぐに出荷しないのもそのためだったんですね。

苦いはっさくにかけるおすすめの調味料は?

苦いマーマレードの苦味は消えにくいとお話しましたが、生のはっさくは果肉のみを食べることが多いので、甘味料をかけたりすることで、食べやすくなりますよ。

はっさくにかけて美味しいおすすめの調味料はこちらです!

  • 砂糖
  • はちみつ
  • シロップ

すいかにをかけると甘くなるように、はっさくにかけても甘味がアップします。かけるのは少量にして下さいね。

ちなみに、次のようなはっさくは甘く苦味も控えめなことが多いです。

紅八朔…甘味の強い品種。普通のはっさくよりも外皮の色が濃く、果肉が柔らかく果汁が多い

木成り八朔…2月~3月頃まで収穫せず樹の上でゆっくりと完熟させたもの。(適度にほろ苦いものもある)

どちらも栽培するのが難しいので、貴重なものとなっていますが、広島県などでは普通のはっさくに変わり、紅八朔を栽培している農家さんもいらっしゃるんですよ。

後味も良くほろ苦さもはっさくの魅力なのですが、手間をかけることで食べやすくなるので、もっと多くの方に食べていただきたいと思います♪

2020年11月


スポンサードリンク


今日何食べる?を応援してください♪


こちらも美味しい記事です♪

    

コメントを残す

サブコンテンツ

最近の投稿

このページの先頭へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Check