本わさびと生わさびのチューブでの違いは?青果や粉とメリットを比較♪
わさびは日本が原産で古くからあり、和食文化に欠かすことのできない食材です♪
かなり古い時代には薬草として利用されていましたが、その後薬味などに使うようになりました。

時期によっては、獲れたてのわさびをスーパーなどで買うことができますよね。
そして、チューブ型のわさびはとてもポピュラーですが、品名を見ただけではわかりにくいことも…。
そこで、本わさびと生わさびのチューブの違いをチェック!原料や加工方法を比較してそれぞれのメリットを見てみました。
本わさびってどんなもの?西洋わさびと比較すると!?
江戸時代になると寿司やそばが一般の人に広まり、わさびの栽培も本格的には始まりました。
他の種類のわさびと区別するために、日本原産のものを本わさびと呼ぶ場合があるのですよ。
そして、本わさびには沢わさび(水わさび)と畑わさびがありますが、種類は同じです。チェックしてみました!
・一般的には沢わさびをわさびと呼んでいる
・清流が流れるわさび田で栽培されたもの
・主に根茎を食する
・鮮やかな薄緑色をしている
・青果用や加工用に使われる
・栽培期間が長い
・産地…静岡県と長野県が二大産地。他に岩手県や島根県など
・すりおろすと粘りがある
畑わさび
・畑で栽培したもの
・主に葉や葉柄を食する
・主に加工用に使われる
そして、本わさびと同様に使う頻度が多いのが西洋わさびです!
特徴などをチェックしてみました。
・本わさびよりも根が太く収穫量が多い。価格も安い
・明るい白色をしている
・主な産地…北欧・北米・中国・北海道など
・北海道では自生していることから山わさびとも呼ばれることもある
・かぶのような独特の香りがする
・すりおろした時の粘りは少ない
本わさびも西洋わさびもチューブのわさびの原料に使われていますよ。
チューブ型の本わさびと生わさびの違いは?
チューブ型のわさびのパッケージには、本わさび・生わさびなどの表記があります。
チューブの本わさびは、主原料が日本原産であることを強調していて、チューブの生わさびは、生のわさびが原料であることを強調しているのですよ。
さらに見てみました!
・国内産の本わさびを主原料にしている場合と、海外で栽培し輸入した本わさびを主原料にしている場合がある
生わさび
・この「生」は加工状態を表し、生のわさびを主原料にして作ったもの
・乾燥後に粉末にした粉わさびに対し、生のわさびをすりおろすなどして作ったもの
・コストの安い西洋わさびを主原料にしていることが比較的多い→そのため、本わさびより安価な傾向にある。
・本わさびをブレンドしているものもある。
そして、「本わさび使用」「本わさび入り」と表示している商品もあります。

次のように基準が設けられているのですよ。
・本わさび入り…使用量が50%未満
副原料にいろいろなものを入れている商品も多いですが、次のように、チューブの本わさびと生わさびで少し風味が違う場合もあるのですよ。
・爽やかな香りがする
・ピリッとした繊細な辛さがある
生わさび
・西洋わさびの割合が多い商品は、本わさびよりツーンとした刺激的な辛さがある
香りを楽しみたい方には本わさびを、刺激的な辛さを楽しみたい方には生わさびと使い分けるのもおすすめなんですよ♪
生のわさびとチューブや粉のわさび!それぞれのメリットは?
今は青果売場に生のわさびが置いてあることが比較的多いです!
一方、チューブ型のものは種類多く販売していますし、その近くには粉わさびの缶などが並んでいることも♪
それぞれメリットがあるので見てみました。
・おろしたての香り高い状態のものを食べることができる
・自然な辛味を味わうことができる
・栄養価が高い
・ヘキサラファンという機能性成分が根茎に含まれている
・ヘキサラファンは抗酸化作用が高く、認知機能改善作用や解毒作用などが期待できる
・他に添加しているものがないため安心して食べることができる
・高価なことが多い
チューブ型のわさび
・手軽に使うことができる
・種類が豊富なので用途によって商品を選ぶことができる。使い勝手が良い
・比較的安価なものが多い
・保存がきく
・しかし、商品によっては保存性を高めるために油・でんぷん・塩・増粘剤などの副原料を入れているものがあるので注意する
粉のわさび
・使うたびに辛味や香りを楽しむことができる
・西洋わさびを使用し安価なものが多い
・1回の使用量が少なく、コストパフォーマンスが良い
・長期保存が可能(未開封の状態で)
・他に添加しているものが少ないため(無添加のものもある)安心して食べられる
青果のわさびを使って時期によって違う辛さ(冬の方が辛味が増すと言われている)を味わうのも良いですし、、チューブ型や粉のわさびで手軽に楽しむのもおすすめです!
それぞれのメリットを活かして使い分けることができたらと思っています♪